【完全解説】全ハイラックス対応のテールゲートアシスト取り付け方法を解説
ハイラックスをお持ちの方は、テールゲートアシスト(テールゲートダンパー)の取り付けはお済でしょうか。
「どうやって取り付けるかわからない」
「車に傷がつきそうで自分で取り付けるのは怖い」
という方も少なくないです。そこで今回は、すべてのハイラックスに対応した、テールゲートアシストの取り付け方を解説します。解説する方法で取り付ければ、愛車に傷がつくことはまずありません。
「テールゲートアシストの取り付けで荷台が破損してしまった…」
ということがないよう丁寧に解説していくので、これからテールゲートアシストを取り付ける方はぜひ参考にしてください。
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目次
doloncoで販売しているキットを使います。Leftと書いてあるパーツが助手席側、Rightと書いてあるパーツが運転席側です。ダンパーは運転席側のみに付けるので一本しか入っていません。他には、車体の左右で使うパーツと、ビスやキャップなどのハードウェアがあります。
現在、値段の安い模造品が出回っています。正規品とは違い、ブランドとしての検品がされていないため、工具が破損する危険性があります。注意してください。
取り付けは、次の3工程に分かれます。1から順に解説していきます。
助手席側からパーツを取り付けます。助手席側の車の下に潜り、下から車体を見ると、スペアタイヤ付近に大きい穴と小さい穴があります。
そこに、ゴムが付いた部品を、大きい穴に入れ込んで小さい穴から出します。部品についているゴムは、部品が穴に入っても動かせるようにする役割があるので、外さないでください。
Leftと書いてある、黒い大きなステーを取り付けます。黒いステーの穴を、スペアタイヤ付近にある2つの穴のうち、小さい穴に合わせ、ステーに付属している10mmのワッシャーとナットで仮締めします。ナットにはゴムが付いており、手締めでは完全には締まらないので、手で締まる位置までの仮締めで大丈夫です。
黒いステーを取り付ける際は、写真のように外側に出る部分がある状態で、ステーの穴が小さい穴に合う位置に取り付けてください。
黒いステーを固定する穴にはゆとりがあるため、フロント側とリア側に動かせます。黒いステーがフロント側にいくほどダンパーの力は強くなります。ダンパーの力が強すぎるとテールゲートが途中までしか開かなくなるので、固定する位置には注意してください。
2の工程でバネを取り付けて、テールゲートが途中までしか開かない場合は、黒いステーを固定するボルトを緩めてフロント側に動かしてダンパーの力を弱めてください。
段差がある銀色のステーを取り付けます。仮締めで取り付けた黒いステーにも同じような段差があります。段差に合うように乗せて、スプリングとワッシャーを挟み、ボルトで仮締めします。
銀色でU字型のプレートを取り付けます。丸みの帯びている方をリア側、直角に曲がっている方をフロント側に付けるようにして、黒のステーの上に置きます。助手席側には配線があるので、傷つけないように注意してください。
黒いステーの穴とU字型のプレートの穴が合う位置に置き、スプリングとワッシャーを挟んでからボルトで仮締めします。
平らで四角い、黒色のパーツを取り付けます。側面から見て曲がっている部分を下にして、車体本体のステーの横に取り付けます。
パーツの突出している面が、車体本体のステーに向くようにして、段差がある銀色のステーと本体のステーの間に入れます。
L字の黒いステーを取り付けます。穴がある面をフロント側に向けて、もう一方の面を車体に向けます。
段差がある銀色のステーの上にある隙間に入れます。固定するために、回り止めがついたボルトをフロント側の面にある穴に入れて仮締めしてください。
最後に13mmのスパナとソケットレンチでボルトを締めます。締める順番はありません。以上で助手席側のパーツ取り付けは完了です。
運転席側もほぼ同じ作業を行います。一点だけ違うのが、ゴムがついた部品の取り付けです。助手席側での取り付けでは、スペアタイヤ付近にある穴は2つでした。しかし運転席側には、穴が3つあります。運転席側での、ゴムが付いた部品の取り付けは、一番大きい穴から部品を入れ込んで、真ん中の穴から出します。この部品の取り付け以降は、助手席側と同じです。
車体とテールゲートの隙間を見ると、1の工程で取り付けたパーツが見えます。
次の工程で、パーツの先のプラスチックに付いている当た止めにバネの頭が接触するように、バネを取り付けます。
ボルト付きのパーツを取り付けます。
ボルト付きののパーツを取り付けるために、テールゲートを開いて、テールガードの蓋を外します。テールガードの蓋はプラスドライバーで開きます。ベッドライナーが付いている場合、一度ベッドライナーを取らないと付けられません。
ボルト付きのパーツのワッシャーとナットを外して、両面テープを剥がします。ワッシャーとナットは、バネを付けるときに使うので、なくさないでください。テールガードの蓋を外してむき出しになった穴から手を通します。
テールゲートの底面にある2つの穴からボルトが見えるように、両面テープがついている面を押し付けることで取り付けます。取り付けのときに 、手を切らないよう注意してください。このパーツの取り付けを左右2か所で行います。
両面テープで取り付けたパーツのボルトに、バネを取り付けます。テールゲートを開けた状態で、バネの頭を内側のボルト側にしてバネの穴とボルトを合わせてください。内側のボルトのみ、オレンジ色のパーツから外したワッシャーとナットで手締めします。これを左右両方のパーツで行います。
両方とも内側だけ仮締めしたら、テールゲートを閉じてください。閉じてから、仮締めした内側のナットをスパナで締めると、外側のボルトの山が出てきます。山が出てきたら、外側のボルトもワッシャーとナットで締めます。締め終わったら、バネのボルト用の蓋で、ボルトに蓋をして取り付け完了です。
最後に、外していたテールゲートの蓋を戻します。戻すときにねじを強く締めすぎると、テールゲートの蓋にあるねじ山がなくなってしまうので気をつけてください。
以上でバネの取り付けは完成です。車体とテールゲートの隙間を見ると、プラスチックの当り止めとばねの頭が接触しているのがわかります。
最後はダンパーの取り付けです。取り付けは、テールゲートを開けた状態で行います。まずテールライトを外します。
テールライトを固定しているねじを10mmのドライバーで外してから、テールライトを外側に押すと、簡単に外れます。
ダンパーを固定します。テールライトを固定していたボルトの穴とその下にある穴は、ダンパーに開いている穴とちょうど重なります。
2つの穴のうち、下の穴を使ってダンパーを固定します。ダンパーに付属している13mmのボルトを入れて、裏から13mmのワッシャーとナットで固定してください。
テールゲートを固定している2本のトルクスを外します。トルクスのねじには固定用のノリが付いているためとても固いです。外すときになめらさないように注意してください。
ダンパーを伸ばして2つの穴と合わせ、もともと付いていたトルクスで締めます。力を入れすぎるとすぐになめるのである程度力がかかれば大丈夫です。
最後にテールライトを元に戻します。カプラーのはめ忘れに注意してください。テールライトを固定するためのボルトを付けるときに、強く締めすぎるとテールライトが割れてしまうので注意してください。
以上でテールゲートアシストの取り付けは完成です。
doloncoで販売しているキットを使って、すべてのハイラックスに対応したテールゲートアシストの取り付け方を解説しました。解説した方法を実践していただければ、愛車を傷つけずに取り付けが可能です。簡単に取り付けできるのでぜひ参考にしてみてください。
自分で取り付けるのが不安という方はディーラーに依頼するという方法もあるので、テールゲートアシストが必要という方はお気軽にお問い合わせください。